日本茶の楽しみ方を広げる
新たな茶器 「ORIGAMI
ティードリッパー」発売!

日本茶の楽しみ方を広げる
新たな茶器 「ORIGAMI
ティードリッパー」発売!

世界が認めるコーヒープロダクトブランド「ORIGAMI」から、日本茶のための抽出器具「ORIGAMI ティードリッパー」が9月30日にリリースされました。湯の注ぎ方をコントロールすることで、淹れ手が好みの味を表現できる「完全透過式」の新たな茶器です。

淹れ手が求めた「今、日本茶に必要なもの」。
それは、探究心をくすぐる茶器

(左)開発を担当した「光洋陶器」の松原さん。「長年の勤める中でも茶器づくりは初めて。小山さんの声に耳を傾けながらアイデアを出し合い開発しました」(右)Satén japanese teaの小山さん

コーヒードリッパーやコーヒーカップなどで知られる、世界的なコーヒープロダクトブランド「ORIGAMI」が、東京・西荻窪の人気日本茶スタンド「Satén japanese tea」とタッグを組み、約1年半の歳月をかけて新たな茶器「ティードリッパー」を開発。9月30日に発売されました。

「ORIGAMI」といえば“バリスタや淹れ手が求めるものづくり”を軸に、数々のストーリーある商品を開発してきた人気ブランド。「Satén japanese tea」との共同開発は片口抹茶碗に続いて2回目です。新たな茶器の開発にあたり、「Satén japanese tea」の代表であり淹れ手の第一人者として活躍する小山和裕(こやま かずひろ)さんは、「誰もが均一に美味しいお茶を淹れられるだけでなく、自分の好きな味を探す楽しさを表現したい」という想いを託したといいます。

「近年、茶器の世界では、とにかく手軽に美味しいお茶が淹れられるものが求められ開発されてきました。日本茶離れが叫ばれるなかで、より現代の暮らしになじむ急須に代わる道具の必要性は、僕自身も感じてきたこと。でも今回はあえて、淹れ手の工夫次第で抽出に変化を生むことができる、“探究心をくすぐる茶器”にしたかったんです」

「ティードリッパー」を、一般の消費者はもちろんコーヒーショップやカフェをはじめとした飲食店の人にも使ってほしいと語る小山さん。コーヒーや料理と同じように「自分好みの味を表現したい」と切磋琢磨する淹れ手が増えることで、日本茶の淹れ方や楽しみ方の幅が広がり、ひいては茶葉の消費につながる。またそうした淹れ手がつなぎ役となって、一般の消費者により日本茶を身近に感じてほしいといいます。

 

プロダクト×クラフトを武器に、世界に名を馳せる「ORIGAMI」

コーヒー用の「ORIGAMI ドリッパー」

そんな声を受けて立ち上がった「ORIGAMI」は、実は国内屈指の焼き物の生産地、岐阜県土岐市に拠点を持つ大手陶磁器メーカー「光洋陶器」が手がけるブランド。「ORIGAMI」の代名詞ともいえるコーヒー用の「ORIGAMI ドリッパー」は、国内外問わず数々の有名バリスタに愛用され、その機能性や美しいデザインはまさにお墨付きです。同社では月に約30万個もの製品を製造し、丈夫さや使いやすさはもちろん、豊富なカラーバリエーション、質感、デザインなど、クラフト感を兼ね備えたユニークなプロダクトづくりを行っています。

 

決め手は、穴。0.1mm単位までこだわって実現した「完全透過式」

コーヒードリッパーで培ったノウハウが活かされた「ティードリッパー」の大きな特徴は、茶葉を入れたドリッパーに湯を注ぐことで、底に空いた穴からお茶が自然と抽出される「完全透過式」にあります。茶葉を湯に浸して抽出する従来の浸漬式と異なり、湯を注ぐスピードで抽出に変化をつけることができるため、淹れ手の工夫次第で好みの味を表現することができます。

実はこれまでにも“ドリッパー型の茶器”は他社製品でいくつかありましたが、底についた弁であらかじめ穴を塞ぎ、浸漬してから便を外して落とすものがほとんどでした。「ORIGAMI」と小山さんが目指したのは、コーヒーを淹れ慣れている人や一般の方にも手に取りやすい形であると同時に、“新しい淹れ方”ができる茶器。アイデアを出し合い行き着いたのが「完全透過式」のドリッパーです。

焼き上げ時に土が縮むことや、釉薬をコーティングすることを考慮して元の成形サイズを算出。まさに職人技がつまった「ティードドリッパー」

「ティードリッパー」のメカニズムは、茶葉が穴を塞ぎきることなく液体だけが落ちるという、一見シンプルなもの。しかし、穴が大きすぎると茶葉が穴をすり抜けてしまうだけでなくお茶が抽出されないうちに湯が流れ落ちてしまい、逆に穴が小さすぎると茶葉の広がりですぐに塞がってしまいます。凹凸を作ったり傾きをつけたりと約20種類にも及ぶサンプルを試作し、さまざまな検証を経て、底に小さな穴を並べたフィルター式の構造を採用。そこからさらに穴の数を決め、0.1mm単位で穴の大きさを調整しながら抽出時間や味を比較し「完全透過式」のドリッパーを実現させました。

 

6色のカラーバリエーションで、
好きな色を選ぶ楽しさを

『ORIGAMI』ブランドの強みのひとつであるカラーバリエーションは、生活に溶け込みやすいやわらかな色合いの6色をラインアップします。実は同じ製品で複数の色を展開することは、製造コストや在庫リスクを考えるとけっして容易なことではありません。しかし「自分の好きな色が選べることは、プロダクトが生む豊かさのひとつ」というのが、「ORIGAMI」の考え。マットな質感とスタイリッシュなデザインを施すことで、家庭でもプロの現場でも使いたくなるプロダクトに仕上げました。

 

「ORIGAMI」だからできた、
誰もが手に取りやすく使いたくなる茶器

陶器は、茶碗や皿と同じ感覚で使えるもっとも身近な素材です。手入れや扱いに特別な気を遣う必要がなく、生活に自然に取り入れることができるもの。また「ORIGAMI」が備えるハイクオリティな製品を安定して製造できる生産体制だからこそ、これまでの茶器の課題であった、高価格で扱いにくく現代の暮らしに溶け込まないというハードルを解消し、誰もが手に取りやすい茶器づくりを可能にしたのです。

普段使っているコーヒードリッパーと置き換えるだけで、自分好みの日本茶が淹れることができる「ティードリッパー」。日本茶の楽しみ方は、まだまだ未知数です。“ハンドドリップで淹れる日本茶”で、自分らしい味や楽しさを探してみてください。

 

詳しい使い方はこちらから

(動画提供:ORIGAMI)

 

◆ORIGAMI ティードリッパー
販売元:ORIGAMI
価格: 2,530円
仕様:磁器/電子レンジ・食洗機使用可
https://origami-kai.com/

 

 

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写真・吉田浩樹 文・山本 愛理