今年の夏は日本茶ビール!お取り寄せできる注目の5銘柄2022

今年の夏は日本茶ビール!お取り寄せできる注目の5銘柄2022

日本茶の楽しみ方が広がりつつある今、全国各地で日本茶ビールが続々と誕生しています。ひとくちに日本茶ビールと言っても、使用している茶葉や味わいは様々。お茶好きにもビール好きにもおすすめしたい、2022年の夏に注目の日本茶ビールを厳選して5銘柄紹介します。すべてお取り寄せできます!

HANOCHA「煎茶ゴールデンエール/ほうじ茶アンバーエール」(神奈川県)

神奈川県秦野市初のクラフトビール『HANOCHA』は、秦野を盛り上げたいと募ったコミュニティ「ココハダLAB」発案の「コミュニティビール」として誕生。コミュニティメンバー50名の試飲会を経て商品化されたブランドを代表する商品で、2022年には「はだのブランド」に認証されています。

お茶ビール第一弾の「煎茶ゴールデンエール」には、秦野産の高級煎茶を使用。お茶独特の風味を最大限に引き出しつつ、ビール自体の旨味を存分に引き出しています。苦味が少なく、後味はすっきり。温度帯によって変化する味わいや飲み口を、時間と共にゆっくりと楽しめます。

お茶ビール第二弾の「ほうじ茶アンバーエール」は、コク深い味わいの琥珀色のビール。麦芽の香ばしさとほのかな甘味、のどごしにほうじ茶の香りを感じるのが特徴です。

商品名:HANOCHA 3本ミックスセット
販売価格(税込み・送料別):2,850円
商品URL:https://hanocha.base.shop/items/41812703
販売元:HANOCHA実行委員会

 

 

京都ビアラボ「深蒸し茶IPA/ほうじ茶スタウト/かぶせ茶ホワイトエール」(京都府)

京都ビアラボ」はクラフトビールの醸造所に、できたてのビールを楽しめるタップルームを併設したブリューパブ。オリジナルの日本茶ビールは、日々挑戦を続けるビール職人と、数百年の伝統ある茶葉を真摯に磨き続ける茶職人が共同で生み出した商品です。宇治茶の中でも最高品質といわれる和束町(わづかちょう)の茶葉を使用し、その香りをビールで表現することにこだわって開発しています。

クラフトビールを好きになるきっかけになることが多いとされるIPAは、開発メンバーがなんとしても作りたかった念願の商品。「深蒸しIPA」は深蒸し茶の⾹りと柑橘、スパイスのホップの⾹りが相性抜群。IPAの特徴である苦味を茶葉で表現した、全く新しいIPAです。

「ほうじ茶スタウト」はロースト麦芽をふんだんに使用した深い味わいの黒ビール。麦芽の芳醇な味わいの中に感じる、ほうじ茶の豊かな焙煎香が特徴です。

「かぶせ茶ホワイトエール」は小麦の麦芽を原料にしたすっきりとした味わいが特徴の白ビール。軽い酸味の中にかぶせ茶の甘みがある、爽やかな味わいです。

商品名:茶ビール6本セット
販売価格(税込み・送料別):4,200円
商品URL:https://kyotobeerlab.stores.jp/items/5f5c20653ae0f46fcc82e4de
販売元:Kyoto Beer Lab

 

 

オリエンタルブルーイング「加賀棒茶スタウト」(石川県)

「金沢から、ローカルで、ユニークなビールを」のコンセプトのもと、クラフトビールを醸造するオリエンタルブルーイング。美味しい水、空気など高品質なビールを作るのに必要な条件を求め、山間部である湯涌温泉地区に醸造所を設けています。

地元の食文化に貢献するユニークなビールとして開発されたひとつが、金沢の伝統茶「加賀棒茶」を使用したスタウト。加賀棒茶は茶の「茎」部分を焙じてつくるお茶で、香ばしい香りと、すっきりとしたうま味が魅力です。茶葉は直営第一号店『オリエンタルブルーイング東山店』の隣にある「米澤茶店」から仕入れています。

「加賀棒茶スタウト」は少々酸味があり、スタウトなのに重すぎずゴクゴク飲めてしまうのが特徴。焙煎大麦と加賀棒茶の香ばしさ、甘みを押さえたすっきりとした飲み口を味わってみてください。

商品名:6種6本セット
販売価格(税込み・送料別):3,000円
商品URL:https://orientalbrewing.stores.jp/items/5f2d9fe7afaa9d07492b1423
販売元:オリエンタルブルーイング

 

沼垂ビール「佐渡番茶エール」(新潟県)

新潟県の沼垂(ぬったり)を、もう一度「発酵の町」として復活させようと誕生した、マイクロブルワリー「沼垂ビール」。活きた酵母が入った、芳醇なクラフトビールを提供するのがポリシーです。

人気商品のひとつ「佐渡番茶エール」は、佐渡市立野地区の茶葉を使用した地元素材を生かした商品。「新潟お茶フェスティバル」がきっかけで開発・商品化されました。

佐渡の茶農家は米作との兼業がほとんど。春の茶摘みの時期は田植えで忙しいため、一段落した時期に葉のついた茎を収穫して番茶にします。木の枝と緑茶に使う茶葉の両方をまるごと焙煎することで、通常の番茶(ほうじ茶)と比べて甘みと香りが強くなります。佐渡番茶の焙煎の香りをしっかりとビールの中に溶け込ませた「佐渡番茶エール」は、佐渡の自然と風土、文化を感じる一杯です。

商品名:佐渡番茶エール6本セット
販売価格(税込み・送料別):3,630円
商品URL:https://nuttaribeer.stores.jp/items/6030a188aaf043223a326f77
販売元:沼垂ビール株式会社
お問い合わせ:info@nuttaribeer.co.jp /電話 025-383-8720

 

 

なら麦酒ならまち醸造所「ならまちエール」

「なら麦酒ならまち醸造所」は、奈良市内で初のクラフトビール醸造所兼、ビアレストランとして2017年に誕生。代表の青山さんが岡山県の醸造所で2年間修行をしたのち、奈良県の旧市街地「ならまち」にオープンしました。

「ならまちエール」はペールエールという一般的なスタイルで、色付けに奈良県産の大和ほうじ茶を使用しています。ほうじ茶の味わいが前面に出て強く主張するのではなく、麦芽、ホップの中にささやかに香るバランスの良さが特徴。

伝統的なビールと奈良らしさを大切に、お店の看板商品としてずっと飲み続けられるような味わいを目指して作られました。フルーティな香りと苦み、麦芽の甘みがほどよく調和し、どんな料理とも相性良しです。

商品名:なら麦酒3種飲み比べ3本セット
販売価格(税込み・送料別):3,230円
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/store-naratv/12481001/
販売元:なら麦酒ならまち醸造所

 

今回ご紹介したブランドは、どこも地域に根ざしたビールづくりをしているのが特徴でした。こだわりのクラフトビールを彩る地元の食材として日本茶が活用されている点に、日本茶の新たな可能性を感じます。暑さに負けそうな毎日ですが、今年は日本茶ビールのお取り寄せを通して、各地の夏を感じてみませんか。

文・松下沙彩 (日本茶アドバイザー)